リゼット(14新)推奨日記

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天下一音ゲ祭ブロック決勝所感

先日、天下一音ゲ祭のグルーヴコースター部門で、北海道・東北ブロック決勝に優勝してきました。
大会終了から一ヶ月ほど経ってしまいましたが、改めて振り返りたいと思います。

会場まで

北海道と東北を一緒のブロックにしたの本当にどんな判断なのか…。5会場のKACは確かに北海道・東北で1ブロックでしたが、さすがに10ブロックも用意するならもう少し地方に配慮していただきたかったと思います。プレイヤーレベルで区分するのであれば確かに妥当なのかもしれませんが、そこは他地域登録を可としていたことで補えば良いでしょう。
実際、盛岡→八戸→苫小牧→札幌と遠く険しい道程でした…。どうやっても昼出発→翌朝着か夜出発→翌昼着で、移動日に1日近く費やしています。金銭的にはフェリーが格安なおかげで盛岡-仙台間の新幹線程度の値段で行くことができたのはありがたかったです。
心配していた天候は比較的穏やかで非常に助かりました。札幌に比べてすら盛岡の方が寒く感じるほどです。
会場選定は「なぜここ??」という感じではありましたが、比較的駅近の立地であり、筐体周りに大会を行えるだけのスペースも確保されており、店員さんの仕切りもしっかりしていて良かったと思っています。

プレイヤー層とか戦略とか

事前に店舗予選優勝者のツイッターをある程度チェックしていました。ブロック内の店舗予選通過者が21名(ブロック内に32店舗あったので、11店舗は誰も来なかったわけですね…)、うち15名程度はアカウントを確認し、ブロック決勝への参加は10名程度と見積もりました。実際の参加者が11名だったので、ほぼ一致したと言っていいでしょう。
また、ライバルになりそうなプレイヤーもチェックし、参加者の中で自分と同程度かそれ以上のプレイヤーをシャナさん、おいろまさんの2名に絞り、彼らのハイスコアを把握することに努めました。レギュレーションの都合上、対戦相手ごとに相対的に有利な曲を把握することが優位に繋がるからです(後述します)。
プレイングにおいては、ひろうさんと相談した結果、「全曲安定してS+、Full Chainが取れれば事故勝ち可能」と見て、確実なフルコンを重視することにしました。判定で差がつきにくくマックスコンボが得点に大きく影響する、ギタドラのスキル率に近いシステムだからです。特にVeRTEX、FUJIN Rumbleではノート密度の関係から連打地帯でズレMISSが発生しないことを利用して弾きスライドなどで多めにヒットを取ることで、GOODで確実に繋げることを優先しました。

塩をもらった

当日朝、函館からの参加者のおいろまさんと合流したわけですが、初対面なのに行脚に付き合ってもらったりライバルなのにハンクラ動画聴かせてもらったり大変お世話になりました。特にイグニス中盤のハンクラは涙が出るほどありがたかった。
大会終了後もジンギスカン食べに行ったりとてもいいスパホテル教えてもらったり、本当に足向けて寝れない方でした。

大会内容

11人にて始まったわけですが、予選ラウンドは「くじ引き順でVeRTEXをプレイしハイスコア順に8人が決勝トーナメントへ進出」というもの。
そして、前夜に「決勝一回戦ではScars of FAUNA、準決勝ではIgnis Danse、決勝ではFUJIN Rumble」が使われることまで公開されています。
さらに常識的に考えて決勝トーナメントにおける順位ごとの割り付けは、1-8 4-5 2-7 3-6の形でしょうし実際にそうなりました。これは「上の順位ほど下の順位の対戦相手とマッチングすることができる」ように割り付ければ当然の結果です。
ここまで来れば、大会慣れしているプレイヤーにはピンと来ます。「予選ラウンドでスコアを低めに調整すれば決勝ラウンドで有利なマッチングができる」ことに。
最後のプレイ順であるおいろまさんがプレイする直前ではこのような順位でした。各プレイヤーの自己ベの数値はあやふやでしたがだいたいこんな感じです。

暫定順位 名前 準決勝曲自己ベ 決勝曲自己ベ
1 シャナさん 980K 940K
2 甜茶さん 920K 900K
3 木野 960K 950K
これから おいろまさん 930K 970K

決勝1回戦で順当に予選1〜4位のプレイヤーが勝ち上がるとして、準決勝では1位と4位がマッチングし、2位と3位がマッチングする予定です。
つまり、おいろまさんがここで予選1位を取った場合準決勝で自己ベ不利な木野に当たりますが、予選2〜3位を取ることで準決勝にて自己ベ有利な甜茶さんに当たり、逆に有利になりやすいのです。
一方で僕は、おいろまさんが1位か4位を取ってくれれば準決勝で40K有利、決勝で10K有利な相手に当たることができますが、2〜3位を取られると準決勝で30K不利、決勝で20K不利な相手に当たることになってしまいます。心から祈りました。
結果、おいろまさんは、狙ってか狙わずしてか、見事に3位をもぎ取りました…。まあ、僕だって逆の立場なら全力で狙ったことでしょうし仕方ありません。
ここから言えるのは、こうしたスコアアタック→トーナメントの形式はただでさえ後半のプレイヤーにマッチング相手の選択権を与えてしまう中で、さらにその具体性を強めるラウンドごとの課題曲の事前公開は輪をかけて悪手だというレギュレーション上の結論です。

ちなみに僕のプレイはと言いますと、予選のVeRTEXをぶちぶち切って909Kで動揺しながら4位通過、おいろまさんとおしゃべりしているうちに落ち着いて、決勝一回戦のファウナを981KのFC、準決勝でシャナさんに当たって素点で20K近く差をつけられるものの、相手の真ん中切りのおかげで40Kほどいただいて961KのFCで事故勝ち、おいろまさんもイグニスで事故負けして、決勝はなんとか950KのFCで抜けて優勝した次第です。
他地域の優勝者見るとFUJINのスコア最低点じゃないのってくらい僕のスコアは低かったので、全国決勝が不安でなりません…。

おわりに

以上、対策と考察の力でなんとか乗り切ったブロック決勝だと思います。普段やらないゲームでも研究次第で勝てるんだよってことで。
2月の全国決勝では惨めなことにならないよう、また頑張ってきますので。決勝が終わり次第、またレポートしたいと思います。